2019.07.10
夏の風物詩・71周年を迎える令和最初の「入谷朝顔まつり」

今年もこの季節がやってきました。安産と子育ての神として知られている「入谷鬼子母神」界隈で毎年七夕の頃に開催される「入谷朝顔まつり」。今年は令和最初ということで、早起きをして子どもたちと行ってきました!
朝顔はヒルガオ科のサツマイモ属だそうですが、サツマイモというのはちょっと意外ですよね。私も夏休みの自由研究で観察日記をつけたりしていたなあ・・・なんて子どものころを懐かしく思い出しながら、ひとつひとつ特徴の違う鉢植えを物色していきます。日本古来の品種や、一つの鉢植えに四色のお花が咲くものなど、本当にたくさんの種類があるんですよ。

「朝顔まつり」の歴史は古く、なんと今年で71周年を迎えるとか。「入谷鬼子母神」界隈では明治時代を中心に朝顔作りが盛んになり、当時は植木屋さんが十数件も軒を連ねていたそうです。近くの交差点には「入谷朝顔発祥之地」の碑もありました。カメラに夢中になっていると、ふと気付けば子どもたちは沢山並んでいる屋台に釘付けに(笑)。朝顔選びの前にちょっと小腹を満たすことにしますか・・・。今年はお天気が心配でしたが、雨も止み少し日差しも出てきました。あーこのお祭りの賑やかな感じ、やっぱり下町の夏はいいですね。

さて、腹ごしらえを終えたところで、本腰入れて朝顔選びを。あれこれ目移りする中、お店の人も選び方や育て方を丁寧に教えてくれたりして、人情味溢れた雰囲気を楽しみながら悩むこと30分・・・。結局子どもたちのリクエストで、この紫色の鉢に決めました!夏の太陽のもと、涼しげでさわやかな気分が味わえそう。毎日水やりをすれば9月上旬まで花を楽しめて、種を上手に収穫したら来年も育てることができるそうですよ。大事に育てていかなくちゃ。下町情緒たっぷりで一足早い夏を感じられるこの「朝顔まつり」が、子どもたちの世代にも受け継がれていって、100年、200年と続いていくことを祈っています★
「入谷朝顔まつり」
住所:東京都台東区下谷1-12-16 入谷鬼子母神周辺
日程:毎年7月6日~8日の3日間
※掲載内容は取材時の情報となり、状況が変わっている可能性があります。予めご了承下さい。
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